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【2018夏アニメ】「あそびあそばせ」レビュー

(65点)全12話

コメディの新境地を切り拓く鬼才・涼川りんが描く
ヤングアニマルで大好評連載中のJCガールズコメディ
「あそびあそばせ」が待望のTVアニメ化決定!

日本生まれ日本育ちでまったく英語ができない
金髪の美少女・オリヴィア、真面目で知的な雰囲気を漂わせながら
英語がまったくできないショートカットの眼鏡っ娘・香純かすみ、
そして明るいけれど、リア充になれないおさげ髪の少女・華子はなこ、
3人の女子中学生が作ったのは「遊び人研究会」!?
最高に可愛くて最高に楽しい抱腹絶倒の
JCガールズコメディが今、幕を開ける!TVアニメ「あそびあそばせ」公式サイト

「遊び人研究会」の日常

女子中学生3人が所属する「遊び人研究会」の日常を描いたアニメ。

原作は涼川りん先生。

監督は岸誠二さん。

製作はLerche。

強烈すぎる顔芸

引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

顔芸がとにかく強烈。

ほんわかした絵のタッチからは到底想像できないような、振り切った顔芸の数々。

ホラーレベルでぶっ飛んでいて、初見で見たときはさすがにびっくりしました。(笑)

1話で、後に「あそ研」のメンバーになる3人があっち向いてホイをやるシーンがあるのですが、頬を殴打するわ、鼻に指突っ込むわで、本当にひどかったです。(褒め言葉)

可愛い女の子がいっぱい出てくるような日常アニメとは一線を画す世界観で、僕からすれば、「いいぞ、どんどんやれ」って感じでした。(笑)

しかし物足りない

 引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

顔芸は確かにインパクト絶大でしたが、1話がピークだったように思います。

2話以降は、顔芸や勢いだけの笑い。

ボケに対してユーモアのあるツッコミをして、それを視聴者が理解することで笑いが生まれるはずです。

しかしこの作品では、取り立ててツッコむほどでもないところで、華子や香純がツッコむシーンがあまりにも多い。

別にそこは拾わなくても…というボケに対して大げさにツッコんでも、視聴者は笑うに笑えない。

日常アニメであれば、ギャグが悪くても観れる人は観れますが、1話で笑いに舵を切ったなら、笑いの部分をもっと追求してほしかった印象。

ただ、キャラの個性という点では意外性もあって、非常に良かったと思います。

オリヴィアが見た目とは裏腹に全く英語が話せなかったり、オリヴィアがワキガだったり、オリヴィア兄がまさかのオタクだったり、青空のミステリアスな感じだったり。

でもキャラが立っているという点以外は、特に見どころはなかったです。

オリヴィアのワキガを、これでもかといじっても良かったと思いますし、1話でパロディをぶっ込んできた先生にももっと登場してほしかったですし、青空ちゃんの意外な一面も見たかったです。

中途半端というか、顔芸で満足していたのか分かりませんが、振り切るところまで振り切っていれば、もっと面白くなる余地はあったという僕の感想。

「遊び」どこいった?

引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

タイトルに「あそび」とあるように、女子同士の遊びを描くアニメのはず。

「この作品はこういう世界観だよ!」とアピールする第1話で、あっち向いてホイ、手を机に置いてペンを指の間に刺すスリルゲーム、指相撲と、3連続で遊びパートの構成。

しかし、2話以降は遊ぶことを忘れてしまったのか、全く遊ばずに、日常アニメへ方向転換。

日常アニメの一部分として遊びが入っているなら、まだわかります。

しかし、そうは思えない根拠が最終回。

12話のED前の最後のパートで、思い出したかのように遊びが始まります。

しかも何の前触れもなくゲームが始まり、ルールの説明も、最初の2秒くらいの字幕が出るだけで、完全に視聴者を置いてけぼり。

僕には「やべっ、全然遊んでなかった!最終回の短い尺で何とかして遊ばせよう!」と、焦って入れたようにしか見えませんでした。

華子静かに!

引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

他のキャラもうるさい時がありますが、基本的に華子が一番うるさい。(笑)

通常時は普通のトーンなんですが、驚いたりツッコミを入れたりするときは、ギアが一気に上がります。

耳がキーンってなるタイプの高音で、夜眠い時に観て、何度目が覚めたことか。(笑)

そのくらい通常時との差が大きすぎて、しかも高音だから音を拾いづらいので、何を言っているのか分からないときがあります。(笑)

うるさくする必要のないところで、余計にうるさくするもんだから、不快感すらありました。

もっと緩急をつけたツッコミをしてほしかったですね。後は、言葉のチョイスも。

香純の過去は何処へ?

引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

1話の冒頭は香純視点で物語が始まり、姉にゲームで負け続けて言うことを聞かされてきたため、あまり遊びが好きではないという描写があります。

なるほど…と。

遊びを嫌いな少女が友達と遊ぶ楽しさや、遊びの楽しさに触れて成長していき、最後には遊びが好きになるパターンやな…という展開が予想できます。

しかし、この過去が回収されるシーンがないままに12話が終了してしまい、少しモヤモヤが残ってしまいました。

確か2話にも、香純が遊びに参加するのをためらうシーンがあったのですが、それ以降はパッタリと無くなりました。

何のために1話の冒頭という重要なポイントに、香純が遊びを好きではないという描写を入れたのか…

3話以降は、香純も普通にためらいなく遊びに参加していましたし、そもそも遊ぶシーンが少ないしで、脚本がだいぶ穴だらけでした。

総評:日常アニメとしてはいいけど…

引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

女子中学生の少し下品な、少し変わった日常アニメとしては面白かったかもしれません。

ですがギャグのレベルが低くて、視聴を継続するのが個人的にはキツかったです。

やっぱり中途半端な印象は今でも拭えません。

日常アニメとしては、ゆるふわとは程遠い世界観やキャラ設定で、あんまり楽しめない。

ギャグアニメとしても、顔芸や勢いだけのツッコミで笑いを取りに来ていて、不完全。

日常アニメを面白いと感じるには、やはりキャラの魅力と、そのキャラを引き立てるストーリーが必要不可欠。

せっかく女子中学生という精神的にも未成熟なキャラを主役に置いているので、「夢」とか「恋愛」にも焦点を当てても良かったかもですね。

まあ女子高なので恋愛は無理かもですが…

ギャグの要素を入れるならば、顔芸以外でもハイレベルなパーツが欲しかった印象です。

キレキレのツッコミだったり、いじめにならない程度のオリヴィアのワキガいじりだったり、1話で面白かったコナンのパロディももっと使えたはず。

パロディに関しては原作者の方がいるので、強く推すことはできませんが。

まだ改善の余地が大いにありましたし、キャラの個性が立っていただけに、すごくもったいないアニメだと感じてしまいました。

個人的な感想:もったいない日常ギャグアニメ

引用元:©涼川りん・Lerche/「あそびあそばせ」製作委員会

あと一歩感が、もの凄いあるもどかしいアニメでした。

キャラの個性という面では、しっかりあったと思います。

未だかつて、日常アニメの女の子が「ワキガ」という宿命を背負ったことは、少なくとも僕のアニメ人生ではなかったですし、華子の、「リア充を妬む貧乳キャラ」というところも確立されていたと思います。

しかし、個性が寄り集まっただけの空間と化していて、笑いに変換する部分でやはり物足りなさが残りました。

顔芸も、最初のインパクトから徐々に薄れていき、ボケとツッコミのテンポも質も悪く、途中からただの顔芸をする女の子がしゃべるだけのアニメになってしまいました。

ただ、アニメ界にもたらしたインパクトという点では確実にあったと思うので、爪痕を残すという意味では「成功」したアニメではないでしょうか。

まあ、日常アニメとギャグアニメの線引きって結構難しいところなんですよね~

日常だけじゃ退屈だからと、ギャグを入れ過ぎても日常アニメじゃなくなるし、逆に日常シーンだけでも退屈だし。

バランスよく入れるという点では、「あそびあそばせ」はできていたかもしれませんが…

やっぱり中途半端な感は否めませんね。

日常アニメ好きなら、少しギャグが煙たく感じるかもですが、十分楽しめると思うのでオススメしときます。

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