こんにちは。たくあんです。
今回はオススメアニメの紹介ということで、「メイドインアビス」という作品を取り上げたいと思います。
2017年に第1期が放送された冒険ファンタジーアニメで、続編となる映画の公開が2020年1月17日に迫っています。
そんな公開が1週間後に迫った「メイドインアビス」のあらすじを、ギュッと凝縮して、時系列ごとにまとめました。
これさえ読んでおけば、アニメを観ていなくても映画館へGOできる記事になっているので、「アニメを観ていないけど興味がある」という方は、ぜひ目を通してみてください!
それでは、いきましょう!
Contents
人類最後の秘境「アビス」
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
未だ底知れぬ縦穴「アビス」。
その大穴の縁に作られた街には、アビスの探検を担う「探窟家」が住んでいます。
彼らは日々の糧や超常の「遺物」、そして未知のロマンを求め、アビスに挑み続けています。
穴の直径はおよそ1000m。深さは不明。
特異な生態系を持った生物が生息し、現世人類を遙かに超える技術で造られた人工物である「遺物」が数多く眠っています。
下へ降りていくほど深度が増し、「深界一層」「深界二層」~「深界七層」「深界極点」という風に区切られています。
探窟家見習いの主人公
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
その「アビス」に挑む探窟家見習いの一人が、主人公のリコという少女。
金髪のツインテールにメガネをかけた少女で、ベルチェロ孤児院という孤児院で暮らしています。
伝説の探窟家・ライザを母に持ち、将来は、母と同じ「白笛」という最上ランクの探窟家になることを目指しています。
性格は好奇心旺盛で活発。
孤児院に納めるはずの遺物を勝手に懐に入れては折檻を受けるなど、危なっかしい一面がある所から、孤児院の問題児と目されています。
レグ
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
そんなリコはある日、アビスを探検中に、機能停止しているロボットを見つけます。
そのロボットに命を助けられたリコは、孤児院にこっそり持ち帰り、電気ショックをかけるなど処置を試みます。
目を覚ましたロボットは自分の名前も、どういう存在かも全く記憶していません。
そんなロボットに「レグ」と名前を付けたリコは、孤児院の大人たちの目を欺きながら、一緒に暮らすことになります。
母からの手紙
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
レグが孤児院に入って2ヶ月が経った頃、リコの母・ライザの白笛と封書が地上に上がってきます。
その封書には「奈落の底で待つ」という文字が。
その封書を呼んだリコとレグは、母が待つという「アビスの底」を目指すことを決意。
リコは母と出会うため、レグは自分が何者かを知るために…
アビスの底を目指して…
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
リコとレグは、同じ孤児院の友達の反対を押し切って、「アビスの底」を目指すことを決意。
固い決意でアビスへと潜っていく2人。
しかしリコは、知識は豊富ですが探窟家としての経験は浅く、身体能力も低く、戦闘力も皆無に等しく、最低ランク「赤笛」の少女。
一方レグは見た目・体重ともに少年そのものですが、非常に強靭な身体や40m以上伸びるアーム、掌から強力な熱線を発射する「火葬砲(インシネレーター)」を備えています。
しかし、火葬砲には放つと10分ほど経ってから約2時間昏睡に陥ってしまう弱点があり、その間は何をされようと起動しません。
補完性はバツグンな2人ですが、果たして少年少女で「深層」までたどり着くことができるのか…
待ち受ける困難
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
最初は順調な2人。
2人を捕まえて、連れて帰ろうとする追手が迫る中、「深界一層:アビスの淵」を難なく突破。
しかし、「深界二層:誘いの森」で、ナキカバネという大型の鳥に襲われ、リコが巣に連れていかれそうになってしまいます。
ですが、レグが放った「火葬砲」でナキカバネを殲滅することができ、リコはなんとか一命をとりとめます。
昏睡状態に陥ってしまったレグですが、2時間後に目覚め、リコと再び深層を目指して進みます。
上昇負荷(アビスの呪い)
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
2人を待ち受ける脅威は、モンスターに限ったことではありません。
その最たるものとして挙げられるのが、この「上昇負荷」。
その名の通り、アビスの中で「上昇」をすると、身体に様々な負荷がかかることになります。
その負荷の重さは階層によって異なり、深度を増すにつれて、より重い負荷が身体にかかることになります。
例えば「深界一層」では、軽いめまいや吐き気で済みますが、「深界四層」ともなると、全身に走る激痛と、穴という穴からの流血が起こります。
もちろん上昇しないで進めればそれに越したことはないですが、運命のいたずらか、「上昇せざるを得ない場面」が2人を襲うことに…
不動卿/動かざるオーゼン
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
リコとレグが深界二層の「監視基地(シーカーキャンプ)」で出会うのが、このオーゼンという人物。
ライザと同じく最上ランク「白笛」の探窟家で、身長2mをゆうに超え、体中に一級遺物「千人楔」を120本埋め込んでおり、白笛の中でも無類の怪力を誇ります。
そんなオーゼンは2人をシーカーキャンプで迎え、リコの出生について話しますが、その時の辛辣な態度に激怒したレグと戦闘になってしまいます。
しかし、レグでも全く歯が立たず、一方的に叩きのめされてしまいます。
オーゼンは本気で戦ってはいましたが、2人を殺す気は毛頭なく、深層で生き抜く胆力があるのかを試すための戦闘でした。
その後オーゼンは近くにある森に2人を行かせ、「10日間生き延びる」という、深層で生き抜くための生存訓練を施します。
相手を威圧する風貌と、辛らつでひねくれた性格のオーゼンですが、2人に訓練を施したり、行き倒れていたマルルクという少女を救ったり、情に厚く、面倒見が良い一面もあります。
そんなオーゼンの生存訓練を見事にクリアし、ライザの形見という「無尽槌」を受け取り、リコとレグは「深界三層:大断層」へと向かいます。
深界三層:大断層
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
真っすぐに大きな縦穴が貫く断崖絶壁になっている階層で、子供が入れるくらいの小さい横穴が無数にあります。
上昇負荷は平衡感覚に異常をきたし、幻聴や幻覚を見ます。
真っすぐ降りて行けば四層まで行けますが、そうは問屋が卸さない。
横穴に入ったリコとレグは、「マドカジャク」というモンスターに襲われてしまいます。
その場はなんとか火葬砲で乗り切ったものの、昏睡状態に陥ったレグを連れたリコがお次は、「ベニクチナワ」というモンスターに襲われてしまいます。
眠ったレグを抱えたまま逃げ回り、何とか撒くことに成功しますが、今度は「アマカガメ」という食虫植物の胃の中に飲み込まれてしまいます。
消化される前に何とか脱出をしたリコは、光の差す方へ向かいます。
しかし、そこは『上り坂』になっていて…
上昇負荷の影響でリコは、自分が無事にアビスから帰還し、盛大な出迎えをされるという幻覚を見ます。
何とか正気に戻ったリコは、未だレグが眠る中、再び先刻のベニクチナワに襲われてしまいます。
ですが、目を覚ましたレグがオーゼンから受け取った「無尽槌」を使い、撃退に成功。
その後2人は断崖絶壁を降り、「新海四層:巨人の盃」に到達します。
深界四層:巨人の盃
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
群生する「ダイラカズラ」という800mを超える巨大な植物が盃のような形をしており、かつ補食器から出る液体があふれているため、このような名に。
特殊な力場の影響で空間は青みがかっており、非常に湿度が高く、ダイカズラの湯気があたり一面を覆い尽くしています。
上昇負荷は全身に走る激痛と、全身の穴という穴からの流血。
2人は凄まじい湿気と、視界を埋める湯気の中、歩みを進めます。
しかし、途中で現れるのが「タマウガチ」。
鋼をも貫通させる鋭い毒針を持ち、「100人以上の探窟家を殺した」と言われている獰猛なモンスター。
力場に敏感に反応し、相手の次の行動を予測して動くことが出来るため、先回りをされ、2人は逃げることができません。
さらには、リコの手に毒針が刺さってしまい、目の前にはタマウガチがいるという絶対絶命な状況。
そこでレグはリコを抱え、上のダイカズラに移動することを決意。
しかし上昇負荷をもろに食らってしまったリコは、手に刺さったままの毒針に加え、全身の激痛と流血に苦しむことに。
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
毒の影響で手が大きく膨らんでしまったリコ。
レグはリコの頼みで、手首を切り落とそうとします。
しかし思い切ることが出来ずに、中途半端な切り口になってしまい、余計にリコに負担をかけることに。
処置の施しようがなくなってしまったレグは、必死にリコに呼びかけますが、リコは呼びかけに応答しなくなってしまいます。
リコが死んでしまったと悲しみに暮れるレグの前に、正体不明の獣人が現れます。
ナナチ
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
死にかけのリコと悲しみに暮れるレグの前に現れるのが、「ナナチ」という人間の言葉を話す獣人。
深界四層にやってきたリコとレグを興味本位で観ていたところ、重傷を負ったリコと号泣するレグを見て哀れに思い、助けに入ります。
ナナチはリコがまだ生きていることをレグに告げ、自分の棲家「ナナチハウス」に2人を連れていきます。
危篤状態に陥っていたリコの一命をとりとめ、半分断裂した腕を縫合し、レグが持ってきた材料で薬を作り、毒を抜く処置を施します。
その後ナナチは、リコが目を覚ますまでの間、自分のこと、そして、ナナチと同居する謎の生物「ミーティ」の正体について話します。
ナナチとミーティは過去に、「深界六層:還らずの都」の上昇負荷によって人間性を喪失し、「成れ果て」となってしまったと言いますが…
ナナチとミーティの過去
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
ナナチとミーティは元は人間。
『黎明卿/新しきボンドルド』という「白笛」の探窟家の誘いに心を動かされ、大勢の子供たちとともに「深界五層:なきがらの海」へと赴きます。
しかし全員、そのままボンドルドによって、「深界六層:還らずの都」における上昇負荷実験のモルモットにされてしまいます。
その結果、人格を保ったまま「成れ果て」と化し、ナナチはうさぎのような獣人に、ミーティは肉塊のような異形な生物へと変貌してしまいます。
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
その後、貴重なサンプルとしてボンドルドに庇護されていましたが、実験の犠牲となった友人ミーティを救うため、共に脱走。
それ以後は、四層奥地のアジトに隠れ住みながら、不死となったミーティを出来るだけ苦しまない方法で殺せる手段を探し求めていて、そんなときに出会ったのがリコとレグでした。
黎明卿/新しきボンドルド
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
最上ランクの探窟家「白笛」の一人で、常に仮面とパワードスーツのようなもので全身を包んだ、オーゼン曰く「筋金入りのろくでなし」。
第5層に前線基地(イドフロント)を築き、そこで非人道的な実験を繰り返しています。
誰に対しても温和かつ紳士的に接しますが、その価値観は常軌を逸しており、「アビスの謎を究明することを第一」とし、そのためには手段を選ばず、平然と非人道的な手段にも手を染めています。
その人となりや心の内は、一週間後に公開される映画で描かれることでしょう………
ミーティとの別れ
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
リコが目を覚ますまで、「アビスの呪い」について説明を受け、タマウガチとの戦い方もレグに指南するナナチ。
そこでレグが使った火葬砲を見て、ナナチはミーティを火葬砲で抹消することを決意します。
「永遠に死ぬことはないが、単独で生きる力もなく、自分が死んでしまったら正真正銘孤独になり、痛みや苦しみを永遠に感じることになる…」
ナナチはミーティにこれ以上苦しみを与えないために、レグに、「火葬砲で跡形もなく消してくれ」と頼みます。
火葬砲を撃とうとするレグ。止めに入るナナチ。
最後のお別れをした後に、ありったけの火力でミーティを吹き飛ばすレグ。
悲しみの涙を流すナナチを優しく抱きしめます。
感動で視界が歪むシーン。
ナナチを加えて深層へ…
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
その後リコが目を覚まし、毒も完全に抜かれ、手が自由に動かせる状態にまで回復します。
目覚めたリコは、ナナチを冒険の仲間として誘い、ナナチはそれを快諾。
ナナチという心強い仲間を加え、3人は「深界五層:なきがらの海」を目指して再び歩みを進めます。
そして、最終回の最後のシーンで
「おめでとうナナチ。ついに成し遂げたんですね。あなたにはたくさんのお礼が言いたい。ぜひとも、また会いたいですね…」
というボンドルドのセリフとともに終わるという……
アニメ「メイドインアビス」を観るなら!
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まとめ:心を震わせる冒険譚
引用元:©つくしあきひと・キネマシトラス/メイドインアビス製作委員会
メイドインアビス全13話をコンパクトにまとめましたが、いかがだったでしょうか?
冒険といえば『ロマン』。
そのロマンが、この作品にはいっぱい詰まっています。
ですが、「楽しい」「夢に溢れている」だけが冒険ではありません。
「明」の部分だけではなく、「暗」の部分にも焦点を当てているところに、メイドインアビスという作品の魅力があります。
襲い掛かる困難にもくじけずに、2人で手を取り合い、一緒に「アビスの底」を目指す。
そこに新しくナナチを加えた「3人」はついに、ボンドルドが待つ深界五層へと降り立ちます。
2020年1月17日公開となる映画で、一体どのようなストーリーが描かれるのか。
ボンドルドは一体何者なのか…早く観たくて、夜しか寝られない!!!
ざっとあらすじを紹介してきましたが、どうしても自分の目でアニメを観たいという方は、ぜひ映画までに予習がてら観るのも良いと思いますよ!
それでは、また映画のレビューで!