こんにちは。たくあんです。
今回はオススメのアニメ映画を紹介したいと思います。
今まで数多くのアニメ映画が上映され、僕も個人的に気になる作品は、劇場で観るようにしてきました。
そんな今まで僕が観てきたアニメ映画の中でも、お気に入りの作品を19作品紹介したいと思います。
といっても、劇場で観ていない作品もありますが。(笑)
今回紹介するアニメ映画は、例外は数作品ありますが、深夜枠のアニメに限定したいと思います。
ドラえもんとかしんちゃんとか、ワンピースとか、他にも好きなアニメの映画はありますが、それらを全て挙げるとなるとかなりの量になるので。(笑)
気になった作品があれば、動画サービスで観るなり、お近くのTSUTAYAやGEOで借りて観てみてください!
※19/9/18 「響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ」追記しました。
Contents
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000)

ある日、インターネット内でデータを食いまわる新種のデジモンを発見した太一(右)と光太郎(下右)。
2人はそんなデジモンの暴走を止めるために、自分たちのデジモンをネットの世界に送り込みますが…?
深夜枠から外れる例外のうちの一つが、この「僕らのウォーゲーム」。
デジモンを知っている方なら、知っている方はかなり多いと思います。
2000年に公開されたデジモン映画で、デジモン世代である僕も、親と一緒に劇場に足を運んで観たのを覚えています。
そして何度もレンタル屋さんに行って、借りたのを思い出します。(笑)
新種のデジモンの『いたずら』によって、核ミサイルが発射され、地球は滅亡の危機に。
そんな地球の危機と人類の危機が、少年とデジモンに託されるというスケールの大きさがこの作品の一番の良さでもあります。
とにかく鳥肌シーンが多い。
デジタルの世界にデジモンを送り込むときの、演出といいセリフといい、何度観ても鳥肌が止まりません。
40分という短い時間に、バトル&アクション、そして人間とデジモンの絆もしっかりと描かれています。
まだ観ていない方は、「Amazonプライムビデオ」「Hulu」で観るか、ぜひレンタルショップで借りて観てみてください。
デジモンを知らなくても楽しむことができます!
「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」は
で観ることができます!
時をかける少女(2006)

ある時、タイムリープの能力に目覚めてしまう女子高生の紺野真琴(右)。
最初はテストで良い成績を収めたり、カラオケで何時間も歌ったり、タイムリープ能力をささやかな欲望を満たすために使っていました。
そんなある日、真琴は間宮千昭(左)に交際を持ち掛けられますが…?
青春の儚さや、今を生きることの大切さなど、多くのメッセージ性を持つアニメです。
胸がキュンキュンしたり、懐かしい気持ちを味わったり。
恋したり遊んだり、そんなありふれた青春模様がありつつ、中盤で物語の分岐点がやってきます。
そこからの盛り上がりといったら…そこからは、ひと時も目を離せません。
自分のために能力を使っていた主人公が、徐々に成長して、能力の使い方を考えるようになる過程も見どころ。
挿入歌と主題歌を歌う奥華子さんの透明感のある歌声も、作品と合わせて非常に強く印象に残っています。
タイムリープが絡んだ青春アニメで、夏にぴったりなアニメです!
感動シーンは最後の千昭と真琴のシーン。
「未来で待ってる。」
はあまりにも有名なセリフで、思い出しては、つい感傷に浸ってしまうシーンです。
お近くのGEOやTSUTAYAへGO!
サマーウォーズ(2009)

世界中の人々が集う、インターネットの仮想空間『OZ(オズ)』。
ユーザーは自分のアバターを作って、ショッピングやゲームだけでなく、納税や行政の手続きも行うことができます。
ある日、主人公の小磯健二の元に謎の暗号が送られてきて、その暗号に返答したことでアカウントを乗っ取られてしまいます。
その影響で現実世界の各種インフラにまで影響が及び、その犯人としてやり玉に挙げられる健二ですが…
細田守監督のこれまた有名な作品で、2009年に放送された大人気アニメ映画です。
デジタル世界と現実世界の密接な関わりを描いた点で、「ぼくらのウォーゲーム」とかなり似通った設定も見受けられます。
そして、一人の少年の肩に世界の命運がかかっているというシチュエーション。
これがアツい。
面白いのがウイルスを倒すのに、デジモンを送り込んだりしてバトルするのではなく、「花札」という日本の昔懐かしい遊びで対抗するところ。
デジタル世界でアナログ勝負という、そこが痛快で面白いです。
「家族愛」も重要なテーマになっていて、花札でのバトルシーンだけではなく、日常のシーンでも心に刺さるセリフやシーンが散りばめられています。
一つの作品でいろんな感情を味わうことができる最高のエンターテイメントになっているので、まだ観たことがない方はぜひ!
「サマーウォーズ」は
で観ることができます!
秒速5センチメートル(2007)

東京の小学校に通う主人公の遠野貴樹(右)と篠原明里(左)は、お互いに特別な感情を抱く少年と少女。
そんな2人ですが、明里の突然の栃木への転校が決まってしまいます。
すっかり距離が離れてしまった2人。
中学生になり、今度は貴樹の鹿児島への転校が決まってしまいます。
「もう二度と会えない」と思った貴樹は、引っ越す前に電車を乗り継いで、栃木にいる明里へ会いに行くことを決意。
しかし、電車は度重なるトラブルで立ち往生してしまい…
というのが1部の内容で、全3部の短編アニメになっています。
2部では貴樹の引っ越し先である鹿児島での生活、3部では社会人になった貴樹が描かれています。
新海誠作品の一つで、美しい背景や心理描写はこの作品でも数多く見られます。
いつも使っている駅が出てくる作品で、個人的な思い入れもありつつ…。
それはいいとして、この秒速5センチメートルは、「初恋」がテーマになった作品になっています。
1人の少年と少女の初恋。
貴樹は高校生になっても、そして大人になっても、明里の面影を追ってしまい…
男はいつまでも初恋を追いかけてしまうものですよね…
そういった男の恋心を的確にかつ、美しく描いていて、共感&感動が止まらない作品です!
「秒速5センチメートル」は
で観ることができます!
言の葉の庭(2013)

主人公の秋月孝雄(左)は靴職人を目指す高校生。
ある日、授業をサボって庭園で靴のデザインを考えていると、そこで一人の女性と出会います。
名前は雪野百香里(右)。
昼間からビールを飲む雪野。
そこで会ったことがきっかけで雨の日の午前だけ、その場所で約束もせずに会うことが日課に。
靴職人になる夢を語る孝雄と、それを応援する雪野。
しかし梅雨が明け、雪野とめっきり会えなくなった孝雄は夏休みが明けたある日、学校で雪野とすれ違い…
新海誠作品の一つで、新海ワールド全開のアニメになっています。
特に雨の描写が秀逸で、地面をたたく音や跳ね返る様子、葉っぱから垂れて落ちる瞬間などが、細かく繊細に描かれています。
年の離れた2人が雨の日に庭園で会って、そこで心を通わせていくというロマンチックなシチュエーション。
そしてそれを演出する雨の美しい描写。2人の純粋な恋心。万葉集の引用。
それらが見事にマッチした、全てにおいて美しい恋愛アニメになっています。
背景とか音とかですでに感動ですが、終盤にはさらなる感動のシーンが。
マンションの非常階段のシーンですね。詳しくはぜひご自分の目で。
「言の葉の庭」は
で観ることができます!
君の名は。(2016)

都会の男子高校生・立花瀧(左)と田舎の女子高生・宮水三葉(右)の身体が入れ替わってしまうところから始まる、恋愛ファンタジー作品です。
魅力はいくつもありますが、なんといっても映像美と音楽。
監督の新海誠さんと言えば過去作の『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』でも話題になったように、非常に映像美に力を入れる監督です。
本作でも、非常に細かいところまで丁寧に描かれており、現実以上に美しい描写はもはや芸術の域。
本当に感動します。
音楽でも、有名なロックバンドのRADWIMPSとタッグを組んで、作品を最高に盛り上げる曲を、4曲も生み出しました。
「とにかく観てくれ!」
としか言えません。もう全てが感動。
ですが、ストーリーを咀嚼するのに苦労する人が周りに多かったイメージですね。
それもそのはずで、結構時間軸が入り組んでいるので、こういう設定に慣れない人はかなり大変だと思います。
そこだけは、万人向けとはいえないのかもしれません。
ただ時系列とかを細かく整理せずとも、雰囲気で楽しめてしまう作品なので、安心して観てほしいと思います。
シナリオとか作品の雰囲気づくりが抜群に良く、一本の恋愛作品として、アニメを知らない人にも自信を持ってオススメできます。
全てが美しくて、全てに感動する。
そんなアニメ映画です。
あえて感動のシーンを挙げるなら、終盤の「片割れ時」のシーンと、三葉が自分の手を見るシーンですかね。
演出が完璧で、自然と心が震えたのを思い出します。
「君の名は。」は
で観ることができます!
天気の子(2019)

主人公の森嶋穂高(左)は、家出をして東京に出てきた高校生。
見知らぬ光景の連続で戸惑う穂高の前に、行きの船内で出会った一人の男・須賀圭介が現れ、彼の事務所でバイトとして働くことに。
そしてあるとき、以前ハンバーガーショップで働いていた少女が、怪しい勧誘の男に連れていかれそうな場面を目撃した穂高は…?
というのが、冒頭30分くらいのあらすじになります。
新海誠監督の最新作で、2019年夏、つい先日公開されたばかりの全世界注目のアニメ映画です。
公開初日の朝一に観に行きましたが、当然のように満席でグッズも即完売でした。
まあそれは余談で、映画の中身はさすが新海監督作品といったところ。
まずは絵のクオリティが素晴らしいです。
お馴染みの雨の描写はもちろん、雲の切れ間から刺す光だったり、アクションシーンの迫力だったり、細部にこだわる新海監督らしさが全開です。
ストーリーの出来も出色。
家出して東京に来た穂高が少しずつ成長していく過程だったり、陽菜さんに会いたいと願う気持ちの強さだったり。
周りに縛られずに力強く生きる少年少女の姿が描かれていて、いろんなメッセージのこもった作品になっています。
ギャグシーンも豊富で、アニメ好きなら分かる声優ネタもあって、かなり見どころ満載の映画です!
もちろん2019年映画興収ランキングトップ。歴代でも12位の数字。
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019)

本編で出てきたヒロインの一人、牧之原翔子(左)にスポットを当てた作品。
翔子さんが「思春期症候群」を発症し、それがきっかけで、いろんな翔子さんが生まれてしまいます。
そして咲太の胸の傷の秘密まで、本編での謎が次々と明らかになる映画になっています。
麻衣さんの良妻っぷりは相変わらずで、そこに翔子さんが割って入ってきて修羅場になるシーンもあったり。(笑)
そういったクスッと笑える要素もありつつ、途中から、かなりシリアス多めになっていきます。
「青ブタ」に似つかわしくないショッキングな映像もありつつ、ですが最後には感動の展開があって、余韻に浸れる作品になっています。
そして、「タイムリープ」もこの作品の重要なカギを握っています。
いろんな考察記事が出るほど時系列が入り組んでいるので、ストーリーの流れを一発で理解するのは、ほぼ不可能です。
ですが、時系列が分からなくてもストーリーは何となくわかるので、そこまでこだわる必要はありません。
アニメ本編を観ていなくても楽しめるとは思いますが、設定とかを理解する上でも、本編を観てから観ることをオススメ。
とはいっても、劇場での公開は続々と終了しているので、DVDを買うか、レンタル販売されるのを待つしかない現状です。
今すぐにでも内容が知りたい方は、ネタバレありでがっつり解説した過去記事をぜひ👇
http://takanii.com/aobuta-movie-impre
アニメ本編の「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は
で観ることができます!
映画「青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない」は
でレンタル視聴することができます!
この世界の片隅に(2016)

主人公のすず(画像)は広島市江波の海苔梳きの家で育ち、その後、呉市に嫁いでいきます。
呉はその頃、日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄えていました。
そんな見知らぬ呉という土地で、配給物資が減っていく中でも笑顔を絶やさず生きるすず。
そんなある日、遊郭に迷い込んだすずはリンという遊女に出会い…?
こちらも深夜枠とはかけ離れた世界観とテーマを持つ作品で、数々の賞を受賞してきた知る人ぞ知る名作アニメ映画です。
先日地上波でも放送されましたが、3年以上劇場で上映され続けているほど、未だに人気がある作品です。
戦時中の至って普通の家庭に生まれ、至って普通の人生を送る一人の少女。
そんなすずが戦争の時代を駆け抜けるというお話で、日本人なら一度は観てほしい作品です。
悲惨な結果を生んだ戦争ですが、そんな中でもたくましく生きる登場人物たちに、ただただ感動です。
戦争を題材に扱う作品というのは、「悲惨さ」によりフォーカスしているものが多いですが、この作品は少し違います。
「一人の少女から見た戦争」という視点で描かれていて、戦争の描写が苦手という方も、安心して観ることができます。
感動で胸がいっぱいになり、明日を生きる活力をもらえる作品です!
「この世界の片隅に」は
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聲の形(2016)

主人公の石田将也(左)は小学生の頃、西宮硝子(右)という聴覚に障がいを持った少女を、自分が中心となっていじめていました。
しかし次第に、いじめの矛先が自分に向くようになり、クラスで孤立。
そして高校生となった将也は、過去にいじめていた硝子と、手話サークルで再会することに…。
その後の2人の日常と、必死に硝子に歩み寄ろうとする将也の姿が描かれたアニメです。
なんというか、こういう題材を扱ったアニメというのはあんまりないので、コメントがしづらいのですが、凄く心に染みるアニメだったことは間違いありません。
いじめっ子だった将也が、自分がいじめられて初めて硝子の辛さを実感して、そして自分をいじめていたにも関わらず優しく接してくれた硝子の優しさに気づくシーンは、込み上げるものがありました。
障がい、いじめ、生と死。
重いテーマを次々と投げかかてくる作品です。
他人との向き合い方、生き方、そして自分の過去がどうだったのか、を考えさせてくれるアニメだと思います。
ちなみに公開は2016年9月。
ちょうど「君の名は。」と公開期間が重なってしまい、少しその陰に隠れる格好にはなりましたが、なんと興行収入は小規模公開ながら23億円。
これはとてつもない数字で、「君の名は。」が同時期でなければ、もっと数字を伸ばしていたと思われるほどの傑作映画です。
背景が素晴らしく、水の表現や、表情なども綺麗に繊細に描かれています。
「聲の形」は
で観ることができます!