こんにちは。たくあんです。
先日7月18日に痛ましい事件が起きました。
みなさんご存知の方も多いと思いますが、京都にある京アニのスタジオの放火事件で、36人の方が亡くなり、33人の方が負傷するという大惨事が起きてしまいました。
今までの日本アニメの時代を作ってきた、そしてこれからも作っていくはずだった人材を失ったこと、悲しくて胸が締め付けられる思いです。
犯人への憎しみはありますが、今はただ犠牲者の方の死を悼む気持ちと、負傷した方の一日も早い回復を祈るばかり。
そして、僕たちもできる限り復興を目指す京アニを支えること。
アニメイトで募金をしたり、京アニの公式サイトのショップでグッズを購入したり。
もちろんグッズも買いましたし、アニメイトに行って募金もしました。
ですがそれだけだと物足りない。他に何かできることはないか、そう考えました。
そして僕にとってのそれが、微力ながら、このブログを使って京アニの良さを発信すること。そう思いました。
アニメブロガーとしての使命だと勝手に思っています。
今回は京アニの復興を祈りながら、今まで京アニが作ってきたアニメの中でも、オススメのアニメを23作品紹介したいと思います。
AIR(2005)

主人公の国崎往人は、念を込めたものを自由に動かせる「法術使い」。
それを芸にして旅を続けていた往人はある海辺の町で、神尾観鈴(右)という少女と出会います。
往人が海辺の田舎町で偶然出会う少女たちと紡ぐ一夏の物語。それが「AIR」です。
「泣きゲー」と言われる一つのジャンルを築いた、keyの恋愛ゲームが原作のアニメです。
ファンタジー要素が絡んできて、昔のkey作品の特徴でもありますが、絵が少し特徴的です。
ですが、見た目で判断してしまうのは非常にもったいない作品で、中身は間違いなく神なので観てほしいです。
伏線を回収していくストーリー展開。そして14年前とは思えない美しい背景。時折挟んでくるギャグ。
keyお馴染みのLiaさんが歌うOPや、最高のタイミングでかかる挿入歌。
見どころはたくさんあり、最後には誰もが感動して、喪失感で放心状態になってしまうほど尾を引くアニメでもあります。
「AIR」は
で観ることができます!
涼宮ハルヒの憂鬱(2006)

「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」
ヒロインの涼宮ハルヒ(中央)はクラスの自己紹介で、有名なこのセリフを言ったばかりに、クラスから孤立。
しかし、好奇心で話しかけた主人公のキョン(左)だけは、ハルヒと日常的に会話をするように。
そこからキョンは、ハルヒのわがままや思い付きに振り回されるようになってしまいます。
そしてハルヒは入りたい部活がないために、自分で「SOS団」なる部活を立ち上げます。
当然のようにキョンも無理矢理入れられて、他に集まった部員たちと、非日常な日常を過ごすというアニメです。
今さら僕が何かを言うこともないほど、アニメ界にさん然と輝く伝説の作品ですよね。
僕が中1の頃にちょうど流行っていて、女子の中でも小説を学校で読んでいる子とかもいて、凄いブームになっていたのを思い出します。
京アニを有名にしたのがこの作品と言っても過言ではなく、僕もこのハルヒを通して、京アニの存在を初めて知りました。
13年前とは思えない綺麗な作画。
ハルヒやみくるの可愛さに、初めて「萌え」というのを感じたのを覚えています。
それだけ自分にも、そしてアニメ界にも大きな影響を与えたのが「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品です。
中身はSOS団の部員の日常を描きながら、実はハルヒが望んだ、いるはずのない超能力者・宇宙人・未来人がいる、というビックリ展開は必見です。
「涼宮ハルヒの憂鬱」は
で観ることができます!
kanon(2006)

主人公の相沢祐一は、家庭の事情により北国の叔母の家に居候をすることに。
そこで水瀬名雪(中央左)という女の子と再会をし、それがきっかけで、他のヒロインと出会っていくというストーリー。
原作はこれまたkeyで、泣きゲーのパイオニア的作品でもあり、「泣きゲーの金字塔」とも言われているほど感動できる作品です。
24話構成で、各キャラとの恋愛がしっかり描かれているので、自分の好きな女の子とのストーリーも楽しめます。
序盤は日常アニメのようなゆったりとした展開で、キャラを掘り下げつつ、そして徐々に各キャラのパートへと進行していきます。
作画もとんでもなく綺麗です。
雪の描写はもちろん、目の届かないような部分も丁寧に描かれている、まさに京アニクオリティ。
夏に「AIR」を観て暑さをやり過ごし、冬に「kanon」を観て年を越せれば完璧です。(笑)
「AIR」や「CLANNAD」と同じように、絵に少し癖はありますが、そこが大丈夫ならぜひ観てほしい作品です。
観ていれば慣れると思うので、苦手でも頑張って観てほしいですが…それくらい素晴らしい作品です!
「kanon」は
で観ることができます!
らき☆すた(2007)

泉こなた(中央右)。柊つかさ(右)。柊かがみ(中央左)。高良みゆき(左)。
この4人の何でもない日常風景を切り取ったアニメで、笑いありパロディありの、ギャグ要素もたっぷりなアニメです。
中の人ネタだったり、他の作品が普通に出てきたり、声優が実名で登場したり、笑えるポイントがたくさんあります。
キャラの可愛さもこの作品の特徴で、他社にはない特徴的なキャラ絵で、萌え要素も抜群なアニメです。
OPの「もってけ!セーラーふく」は中毒性がある曲で、リズミカルな曲調と歌詞は一度聴いたら耳に残ります。
ハルヒと同じかそれ以上に、僕がいた学校でも流行っていて、アニメの一時代を築いた作品と言っても過言ではない作品です。
日常アニメが好きな人・キャラ萌えが欲しい人・何も考えずにアニメを観たい人
そんな人にオススメしたいアニメです!
「らき☆すた」は
で観ることができます!
CLANNAD(2007)

主人公の岡崎朋也(奥)は、怪我でバスケを辞めてから不良になってしまった高校生。
そんな朋也はある日、学校へ至る坂道で一人の少女、古河渚(中央)と出会います。
演劇部を復活させたい渚にアドバイスを送っているうちに仲を深め、親友の春原陽一(下)や他のヒロインも加えながら、各キャラのルートに分岐していく構成になっています。
keyの3作目にあたるこの「CLANNAD」
2004年に再発売されて、10万本を突破するなど、名作中の名作として名高い恋愛アドベンチャーゲームが原作のアニメです。
各キャラとの個別ルートを踏襲しつつ、主人公の朋也の高校を卒業してからのその後までも、2期の「AFTER STORY」で描かれています。
テーマは多岐に渡り、親友の春原との友情が描かれることもあれば、朋也と父のギクシャクした関係や親子愛が描かれることもあります。
恋愛ゲームが原作でありながら、ここまで恋愛以外のテーマについて掘り下げる作品というのは、今でも少ないと思います。
この作品は、人生において大切なことをたくさん教えてくれます。
「CLANNADは人生」
と言われる所以がここにあります。
さらには笑いの要素も豊富にあり、特に朋也の悪友の春原は、馬鹿まっしぐらな性格で観ていて飽きません。(笑)
キャラ絵で少し嫌悪感を示す方が多いと思いますが、中身で決めてほしい作品です。
外見で決めるのは非常にもったいない!観たら確実に好きになります!
keyのゲームの素晴らしさを最大限に表現できるのは、やはり京アニしかいません!
それと便座カバー。
「CLANNAD」は
で観ることができます!
けいおん!(2009)

部員0で廃部寸前の軽音楽部に、唯(中央右)・律(左)・澪(左から2番目)・紬(右)の4人が入部し、ゼロから活動をしていきます。
日常アニメの中でも最強レベルに面白い作品で、当時、社会現象になるほど話題となったアニメです。
けいおんを分岐点に、オタク文化がより広まったと記憶しています。
それだけ多大な影響をアニメ界に与えた作品です。
僕の周りでも、けいおんをきっかけにアニメを観始めた人もいましたし、アニメの影響を受けてギターを買う人もいました。(笑)
日常アニメが好きならば間違いなく好きになる作品で、アニメを知らない人にもぜひオススメしたい。
部室に来てお茶を飲んでだべって、たまにライブの練習をして。
ガールズバンドのアニメですが、日常がとことん描かれているアニメです。
それでも、女の子が集まってしゃべっているその風景だけでも癒されてしまいます。
本当に不思議なアニメだと思います。
劇中歌も最高ですし、「放課後ティータイム」の曲はどれも良曲ばかり。
動きや背景はもちろん、女の子の可愛さという萌えもしっかり描かれていて、これぞ京アニの日常アニメといったところ。
観終わった後は巨大な喪失感を感じてしまいます。
僕は今でもけいおんロスです。
「けいおん!」は
・dアニメストア
・Amazonプライム・ビデオ(映画のみ)
で観ることができます!
日常(2011)

これ以上ないタイトル詐欺アニメで、日常では起こりえないことが次々と起こります。
校長が鹿と戦ったり、線路を走ったり、人間の言葉を話すロボットがいたり。
ロボットを作った子供がいたり、学校でロケットランチャーをぶっ放したり。
中心となるキャラは3人。
元気で明るいゆっこ(中央)。ツッコミキャラのみお(右)。マイペースなまい。(ダジャレではない)
この3人を中心にした、思わず笑ってしまうような非日常を、躍動感たっぷりに描いたアニメです。
NHKのEテレで再放送がされるという、まさかの事態に、1人で興奮&歓喜したアニメでもあります。
毎話毎話楽しみに視聴していた作品で、次はどんな面白いエピソードが来るのか、毎回ワクワクしていました。
数々の面白エピソードがありますが、特に好きなのはやっぱり「焼き鯖の回」と、「みおちゃんのBL回」ですかね。
「焼き鯖の回」はみおちゃんがゆっこに焼きそばを頼んだら、焼き鯖を買ってきた
という、日常にありそうだけど、絶対に起こりえない聞き間違いのお話ですwww
焼き鯖の回もそうですが、全てのエピソードで声優さんが振り切った演技をしているのが印象的で、かなり喉を酷使していると思うと心配になったりwww
群馬が舞台となっていて、京アニ制作のアニメにも関わらず、両毛線の車両とか、伊勢崎駅とか、ところどころ現実を忠実に再現していて、京アニの凄さを改めて感じることができます。
「日常」は
で観ることができます!
氷菓(2012)

主人公の折木奉太郎(中央右)は、省エネをモットーに生きる高校生。
そんな折木は姉の勧めで、高校の古典部へ入部します。
そこで出会うのがヒロインの千反田える。(左)
えるの好奇心に振り回される折木は、日常に隠された様々な謎を解明していくことに。
推理パートもあるミステリー作品で、えるの「私、気になります!」の一言で、奉太郎はいろんな謎解きをさせられることに。
しっかりとキャラの可愛さも楽しめる作品で、特にメインヒロインのえるは純粋無垢な超絶美少女です。
これぞ京アニというのが、背景の綺麗さ。
氷菓前の京アニ作品とは確実に一線を画した透明度で、青春を描いた作品の世界観とも究極にマッチしている絵は、一見の価値ありです。
個人的には恋愛要素がもう少しあれば、今よりも伸びた作品だと思っています。。。
決してダジャレではありませんよ。決して。
「氷菓」は
で観ることができます!