こんにちは。たくあんです。
みなさん「とらドラ!」ってアニメ知ってますか?
「はっ!」というみなさんの、鼻で笑う声が聞こえてきそうな質問ですね。(笑)
もはや説明不要な神アニメですが、知らない・観たことない人がいたら、ぜひとも!全身全霊で!オススメしたいラブコメアニメです!
放送は今から10年くらい前。
時がたっても色あせないラブコメディで、年齢・性別問わず、誰でも楽しめるアニメです。
アニメ初心者の入門編にもピッタリなアニメで、このアニメを観れば僕がそうだったように、アニメオタク一直線です。(笑)
まあ中盤から後半にかけて、初心者の方には少しきつめのシリアスな場面もありますが…(笑)
そんな個人的にも思い出深いアニメを、今更ですが紹介していこうと思います!
Contents
とらドラ!のあらすじ
父親譲りの目つきの鋭さのため、ヤンキーに見られてしまうことを気にしている高須竜児は、高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨や、親友である北村祐作と同じクラスになることができた。一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる「高須はヤンキー」という誤解を、また最初から解かねばならないことが憂鬱であったが、実乃梨の親友で誰彼かまわず噛み付く「手乗りタイガー」こと逢坂大河との出会いにより、意外に早くその誤解は解かれることとなる。とらドラ!-Wikipedia
主人公は目つきが悪い高須竜児という高校生。
周りからも怖がられて、ヤンキーという噂が出るまでに。
しかしヒロインである逢坂大河との出会いで、竜児の世界が徐々に広がっていきます。
内容はザ・学園青春ラブコメ。
学生ならではの悩みだったり、憧れのヒロインを遠目に見つめる感じだったり、友情だったり恋だったり。
文化祭や体育祭や修学旅行などのイベントごとを通しての関係の変化が描かれる、王道の青春アニメです。
前半は少し退屈と感じるかもしれません。
恋愛が進展するわけでもなく、どっちかというとコメディ路線。
しかし10話あたりから関係も徐々に動いていき、シリアスさが一気に出てきます。
そこからは一転して、コメディ少なめで、ラブコメ一直線です。
一度観たら忘れられない衝撃的なシーンもあったりして、トラウマになりかけたシーンもありました…(笑)
ですがコメディもシリアスも、全てとらドラには欠かせない要素です。
高校生ならではの「悩み」
恋に悩んだり、友達との関係で悩んだり、家族のことで悩んだり。
それぞれのキャラが悩みを持っていて、その悩みと向き合って、ときに他人につらく当たってしまったり、自分の気持ちを持て余してしまったり。
そういう学生ならではの、「悩み」というのに焦点を当てた作品になっています。
ただそれをストレートに表現するのではなく、婉曲な言い回しで表現することが多いです。
特に実乃梨がそうで、普段はおちゃらけた感じの実乃梨ですが、妙に達観している部分があり、独特な感性を持っています。
それを表す実乃梨の名言の一つが
「廊下で転ぶと鼻血が出て、人生で転ぶと涙が出るんだ」
という言葉。
こんな言葉を一介の高校生が果たして言えるのかどうか。(笑)
亜美もそうですが、少し立ち止まって考えさせるような、そんな表現をしてきます。
そこに深みがあるというか、とらドラっぽいというか、味がありますよね。
喪失感100%
恋愛アニメや、自分が好きなアニメが終わってしまったときのあの謎の喪失感。
僕は幾度となくその喪失感を味わってきましたが、未だにとらドラを超える喪失感は味わったことはありません。
ほぼ初めてのアニメということもあったのでしょうが、アニメを観てから当分は、とらドラのことばかりを考えていましたね…
ネタバレになるので言えませんが、最終回が終わった後の何とも言えないあの気持ち…
胸にぽっかりと穴が開いてしまったかのような気持ちになります。
でも喪失感が大きければ大きいほど、そのアニメが面白くて「終わってほしくない」と思っているということ。
僕の中ではアニメの評価を決める、最大の指標になります。
そういう意味では、とらドラはトップに近い位置にいることは確実。
観て絶対に損はしない作品だと、自身を持ってオススメできます!
急にくるシリアス回

※画像のシリアス感はゼロ。
とらドラのシリアスシーンは、ラブコメとは思えないほどのド迫力な演出。
そんじょそこらの平和ボケしたラブコメとは一線を画すこの部分が、とらドラの魅力でもあります。
本心を隠して適当な距離感を保つ。
例え嫌いでムカつく奴がいても、そうやって我慢すれば、波風が立たずに済みます。
ですがこのとらドラでは、一切そういうことはありません。
嫌いでムカつく奴とは拳で語りあうという、「観るアニメを間違えたか?」と思うほどのシリアスなシーンが少しですが、あります。
そこに一切の妥協はないです。でもそれもまた青春っていう感じがして、僕は好きなんですよね。
お互いがお互いになんらかの不満があって、最初の方は我慢しているんだけど、それが積もり積もってしまい、どこかのタイミングで自分の意思とは関係なく漏れ出てしまう。
誰しもあると思います。
学生というまだ精神が未発達な時期となると、なおさらです。
そういったお互いの思いを正直にぶつけ合うシリアスな展開も、ストーリーをより面白くするスパイスになっています。
ヒロインがわけもわからず主人公を好きになって、くっついてイチャコラするような、平凡なラブコメとはわけが違います。
まあそれぞれに良さがありますから、もちろん優劣は付けられないですが。
シリアスシーンの中でも、個人的に最も印象に残っているシーンは16話。
言わずと知れた名シーンの一つです。
生徒会長の狩野すみれがいるクラスに、大河が木刀を持って乗り込むシーン。
女子同士の遠慮のない喧嘩。殴り合い。
祐作の告白をうやむやにしようとするすみれ。
そんなすみれの煮え切らない態度に、腹が立った大河が殴り込みに行くシーンです。
他の誰かのために行動できる大河の優しさ、すみれにも譲れない思いがあって…
お互いの気持ちを拳でぶつけ合う、とらドラ屈指のシリアスシーンです。
「腹を割って話せば済むのでは…」と無粋なことを思ったときもありましたが、
「これはこれで、大河の意志の伝え方なんだ」と、最近になって受け入れられるようになりました。
年齢によって見方や感じ方が違ってくるのも、とらドラの素晴らしいところですね。
みのりんの可愛さこそ正義
ヒロインの中でも僕の一番のお気に入りは、みのりんこと櫛枝実乃梨です

元気いっぱいの女の子で、ソフトボール部のキャプテンでもあります。
笑顔がまぶしくて真っすぐな女の子です。
バイトを何個も掛け持ちしていて、竜児が出向く先々で実乃梨がバイトをしていて、そのたびに笑ってしまいます。(笑)
部活もやりながらバイトをやるという、かなりタフな女の子です。
しかしどんなときも元気で、どんなことにも負けない強い女の子というわけではありません。
嫌なことがあれば落ち込むこともあって、でもそれを表に出さないのがこの子の良いところなんです。
空元気で自分の気持ちを必死に隠そうとしたり、そういう年相応な脆い部分も非常に魅力的です。
一緒にいて「素顔の自分でいいんだよ」と言ってあげたくなるような女の子ですね。
現実にこんな子がいたら…男なら誰しも惚れてしまうことでしょう。
不朽の名曲の数々
とらドラといえばストーリーもしかり、曲の印象も強烈に残ることでしょう!
1クール目のOPは「プレパレート」。大河の声を担当している釘宮さんが歌っている曲です。

2クール目のOPは「silky heart」。実乃梨の声を担当している堀江さんが歌っています。

そして「オレンジ」。2期のEDで女性の声優陣が歌っている曲です。

全部神曲なのですが、どの曲もアニメの内容に合っているところが素晴らしい。
とらドラは前半と後半で、ガラッと印象が変わるアニメになっています。
前半はさっきも言いましたがコメディが強めなので、プレパレートのようなアップテンポな曲がピッタリ当てはまります。
後半はシリアス・恋愛多めの展開なので、「silky heart」や「オレンジ」のような、どこか切なさを感じさせるような曲が本当に良く合います。
「プレパラート」から「silky heart」へ曲が切り替わるタイミングも絶妙です。
変わるのは17話から。
17話からクリスマスパーティーの回が始まるんですが、そこから竜児とヒロインの関係も一気に変化していきます。
それに合わせて曲を変えていて、作品の雰囲気を損なわずに、なおかつ作品ともピッタリ合っている。
「silky heart」はそんな曲です。
後は物語の終盤、ED曲の「オレンジ」を入れるタイミングとかも神で、音楽も、作品の世界観を作る重要なピースの一つになっています。
主要キャラ紹介
高須竜児(たかす りゅうじ)

本作の主人公。
目つきが悪く、周りからヤンキーだと思われている。
しかし中身は温厚で面倒見が良く、真面目で几帳面な性格。
学業も優秀な優等生で、不良とは正反対。
母子家庭で育ったため家事全般もこなし、主夫としての能力もまんべんなく兼ね備える。
掃除が大好き。
逢坂大河(あいさか たいが)

本作のヒロイン。手乗りタイガー。
見た目は人形のような可愛らしさだが、中身は凶暴。
家族との折り合いが悪く、高須の隣のマンションに一人暮らしをしている。
高須と出会ってからは弁当を作ってもらったり、部屋を掃除してもらったり、かなり世話になっている。
性格上友達は少ないが、みのりとは高1の頃から仲が良い。
櫛枝実乃梨(くしえだ みのり)

本作のヒロイン。
ソフト部のキャプテンで運動神経抜群。
笑顔がまぶしい明朗快活な少女。
超が付くほどのマイペースで、いきなり口調が変わったり、セリフに小ネタを挟んできたり、かなりの自由人。
バイトを何個も掛け持ちしていて、部活と両立させて頑張っている。
「盛るぜ~超盛るぜ~」
北村祐作(きたむら ゆうさく)

見た目通り、真面目な生徒会副会長。
清々しいながらもズレた言動をする点が、ちびまるこちゃんのキャラ「まるお」とそっくりなことから、「まるお」と呼ばれている。
竜児とは高1の頃からの親友で、目つきが悪くて怖がられていた竜児の数少ない理解者。
川島亜美(かわしま あみ)

本作のヒロイン。モデルをしている美少女。かなり知名度も高い。
竜児のクラスに転校してくる。
最初は優しく謙虚な性格を装っているが、実は猫かぶりの毒舌家。
自販機の間がお気に入り。
祐作とは幼馴染。
配信サービスで「とらドラ!」を観よう!
「とらドラ!」は以下の配信サービスで観られます!
まとめ:とらドラは不朽の青春ラブコメディ!
とらドラは高校時代、友達に勧められて初めてハマったアニメです。
そしてあのとき味わった喪失感が、僕をアニメという素晴らしい世界に連れてきてくれました。
高校生のまぶしい青春模様に、ニヤニヤが止まらない恋愛模様、そして拳で語り合うシリアスなシーン。
ストーリー・音楽・キャラの個性・絵のクオリティ。
全てが秀でていて、全てのアニメの中でも上位に来るレベルの面白さです!
まだ観たことがない方は、ぜひ今すぐにでも!
それでは!