2021年

【2021アニメ映画】劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』アニメレビュー【ネタバレなし】





(82点)

舞台は、世界最大のスポーツの祭典「WSG-ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式にあわせて、日本の技術を総集結した、最高時速1,000kmを誇る世界初「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表された。世界の注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生し、企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。コナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だったことが判明する。果たしてこれは偶然なのか? 世界中から大勢の人々が集まる日本で、いったい何が起ころうとしているのか?劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』

大人気アニメ「名探偵コナン」劇場版24作目

ストーリー
作画
面白い
総合評価 (82点)
完走難易度

原作は青山剛昌先生。

監督は永岡智佳さん。

制作はトムス・エンタテインメント。

総評:例年以上

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

大人気アニメ「名探偵コナン」の劇場最新作。

コナンファンならご存じの通り、昨年2020年の映画はコロナの影響で上映が中止。来る2021年も情勢が不透明ながら、公開されるはずだった劇場版がついに1年越しに放映されている。

「1年飛ぶ」なんてもちろん異例中の異例だ。コナン映画は毎年ある。その常識が壊れて、去年の春頃は心にぽっかりと穴が空いたほどだ。(笑)

それくらい毎年のルーティーンであり、春の風物詩であるコナン。遡ること小学3、4年生の頃から毎年映画館に足を運んでいる。

前振りが長くなってしまうが、もう24作目とは感慨深い。超絶面白いものから、そうでないものまで。

最近のコナン映画は蘭姉ちゃんのインフレが止まらんし、毎回爆弾大量に使うし、推理がわけわかんないし、スケールが大きすぎてバトルアニメになっているしで、いろいろと収集が付かなくなっている印象だ。(笑)

だがそれでも人気が衰えることはなく、毎年のように興行収入で新記録を更新していくように、コナンの人気は留まるところを知らない。

一体いつまでコナン映画は続くのだろうか。「もし声優陣の誰かが亡くなってしまったら…」とつい不謹慎なことまで頭をよぎる。

さて話を映画に移そう。今作の主な舞台は名古屋と東京。現実でいうところの、東京オリンピックが開催されている設定だ。

もちろん本来ならば去年その祭典が行われ、現実とアニメがリンクするはずだったのだが。。。

今作の注目ポイントは何と言っても、赤井ファミリーが集結する豪華な面々だ。映画版ならでのド派手なアクションや推理ショー、さらにお約束の「蘭!」も。(笑)

ここで問題発生。果たして最近公開された映画の中身についてどこまで触れていいのか。かれこれ1日近く悩んだ結果、公開されてからの日数が浅く、コナン映画の肝となる「ミステリー要素」を鑑みて、ネタバレは全くしない方向性で行こうと思う。

しかし、それだと当然記事の厚みは失われる。ここが難しいところだ。シンプルに言えば書くことがない。(笑)

赤井ファミリーが出てきたよ、アクション凄いよ、コナンかっこいいよ、推理の手が込んでたよ…こんな情報は映画を観る前から記事にしてもバレない。(笑)

映画のストーリーを踏まえてレビューを書こうと思ったらネタバレは避けられない。コナン映画のようなミステリーは特に、レビューを書くのがべらぼうに難しい。

そんな感じでざっと批評に入ると、まず率直に、いつもより控えめでコナンらしい作品という感じだった。

いや、アクションは相変わらずなのだが、お決まりの爆弾芸は止めて、推理や駆け引きに割かれる尺がものすごく多かった印象だ。

最近の映画は序盤で見せ場を「ドン!」と置くパターンが多い。爆弾とかボールキックとかスケーターとか。ド派手なアクションで一気に観客を作品に引き込んでしまおうという寸法だ。

その代わり、中だるみしてしまっている作品も少なくなかった。出オチ状態になって、中盤の推理シーンで身が入らないパターンだ。

だが今作では、大まかに推理→アクション→推理→アクションという感じで、上手いこと刺激を挟みつつ、緊張感を残しながらクライマックスを迎えていた。

感覚的に、例年の映画よりもあっという間に時間が過ぎ、推理にもアクションにも思い切りのめり込むことができた。

従来のお約束はもちろん、今作で新たに見られる組み合わせやキャラクター同士の関係性があり、映画館まで行った甲斐があったと満足感に浸れる作品だった。

これが1年前の公開だったらどうだったのか…とは考えるだけ無駄だが、2年という期間でしっかりとブラッシュアップされてきたのが分かる出来栄えだった。

触れ込み通り、赤井ファミリーの恐ろしさたるや。しっかりと全員に活躍の場があり、特に赤井秀一ファンにはたまらない作品ではないだろうか。(笑)

推理に重きを置いてくれたのは、個人的には「原点回帰を意識してくれたのかな」と淡い喜びを感じつつも、少し物足りなさも残る作品でもあった。

それが何かは…ここら辺がギリギリのラインだろう。これ以上触れるとネタバレにはなるので、推理マシマシで面白かったと総括しておくに留める。

雑感:赤井さんぱねえ

©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

赤井さんぱねえ。まじぱねえ。赤井さんが人間を辞めていた。(笑)

今作のゲスト声優は浜辺美波さん。クレジットを見るまで全く気付かなかった。本職の声優とそん色ない演技だった。

相変わらずの灰原のヒロイン力。最高。今作は特にコナンへのアシストが冴え、2人のコンビが良い味を出していた。

後は地味に小林裕介さんや間島淳司さんが端役で出演していることに気付いちゃうのも、普段アニメを観ている弊害かもしれない。「この声優誰だろう」と自然と考える癖が付いている。(笑)

今作はここ10年の中でも1,2を争う面白さだった。個人的には純黒か緋色だ。

迷っている人がいたら是非とも劇場で観て欲しい。推理オタクもアクション好きも満足できる一作となっている。




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